キックオフは試合の前後半の頭、そして得点の直後に行われるゲームの節目になりやすい局面である。
キックオフは定位置攻撃と同じように行うチームがほとんどだと思いますが、中にはサインプレー(ジョガータ)である程度デザインされたやり方をやるチームもあります。
実際、キックオフをデザインすることで5人の意識が統一され試合の入りが良くなったり、アタッキングサードへの侵入が容易になるのでキックオフをデザインすることは非常に有効です。
今回は敵陣攻撃に速やかに移行出来るキックオフ戦術に焦点を絞って代表的なものを紹介します。
ブロック&ドリブル
最も有名で広く使われいるキックオフ戦術。
直接シュートを狙う
キックオフは直接ゴールが認められるのでシュート力のある選手であれば直接ゴールを狙うのも効果的である。
直接ゴールに入らなくてもゴレイロが弾いてCKにする狙いでも良い。
しかし、相手の壁が半径3mである上にゴールから20mも離れた距離から可能性のあるシュートを放つのは簡単ではない。
そのような場合はオプション2を適用するのが効果的である。
ブロック&ドリブル
このサインプレーは世界的に広く使われている非常に有名なキックオフ戦術である。
キッカーがシュートフェイントでピサーダしてインプレー。
赤2番がドリブルで前進すると青3番が釣り出されるので、その場合は赤3番を使うのが有効である。
(局地的数的優位 2vs1)
- キッカーはニア壁をブロックしドリブルコースを確保
- 両サイドが高い位置をとることでパスラインを確保→相手DFを守りづらくする
- ゴレイロがカバーを意識して少し高い位置をとる。
フィニッシュトライアングルを意識してそれぞれが適切なポジショニングをとる。
アイソレーション
アラのアイソレーション(2-1-1)
サイドでの1vs1が得意な選手(アラ)がいればアラのアイソレーションが有効である。
孤立させたいアラ以外の3人はサイドにはけて2-1-1の陣形を形成する。
定位置攻撃と同じようにアラのアイソレーションで質的優位を作り、シンプルにフィニッシュする。
フィクソのアイソレーション(1-0-3)
ロシア代表のロビーニョや湘南ベルマーレのロドリゴがやっているようなアイソーレーション戦術。
ゴレイロの攻撃参加
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