

【ゾーンDFを攻略】偽ピヴォ旋回(ヘドンド)
フットサルをやっていると「偽ピヴォ」という言葉を何度か耳にしたことはないだろうか?
しかし、実際のところ「偽ピヴォ」とは何か説明できる人は非常に少ない印象を受けます。
結論から言うと「偽ピヴォ」とはサイドに張ることで逆サイドにスペースを創出するピヴォもしくわその陣形のことを一般的に指します。
この記事では偽ピヴォ陣形がどのような戦術的意図を持ち、具体的にどのようなローテーションをするのか徹底解説します。

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偽ピヴォとはサッカーの偽9番がもともとの由来であり、元日本代表監督のミゲル・ロドリゴがピヴォを中央で背負わせても起点が作れないのを理由にピヴォをサイドに張らせて有名になった戦術である。
ピヴォと見せかけて2列目に降りてビルドアップに参加したり、サイドに張ることで逆サイドにスペースを創出するといった、本来の前線で起点につくるピヴォの役割とは別の役割を持つ。
偽ピヴォは陣形の名前?それともポジションの名前?
結論から言うと、どちらの意味でも使われる。
文脈によってどちらを指すかは明白だが、陣形を指す場合は「偽ピヴォ配置」や「偽ピヴォ陣形」と言ったほうが分かりやすい。

ピヴォをサイドに流れることで創出する逆サイドのスペースを有効活用し、
ピヴォをサイドに張らせた3-1の配置はクワトロを傾けた配置と見ることが出来る。
クワトロの戦術的要素も幾つか含むことから3-1と4-0を足して2で割ったような戦術と言える。
3-1から4-0に移行するチームが4-0の練習として導入することもある。

ある一定数の選手がある一定の方向に回転するようにローテーションすることを旋回もしくわヘドンドと言う。
偽ピヴォのローテーションでは上図のように後ろ3枚が時計回りにローテーションするのが主流である。

アラが高い位置をとる&フィクソがピヴォのいるサイドに寄ることでフィクソ、アラ、ピヴォの3人で3 on lineを形成する。
アラが高い位置をとることで一時的に2-1-1のような配置になる。

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まずはピヴォを無視して縦の2人組(アラーフィクソ)で打開を試みる。
有効な縦の2人組のアクション
- ボランチ
- ブロック&コンティニュー
- 中パラ
- 中ワンツー
縦の2人組について詳しく知りたい人は以下の記事をお読みください。

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縦の2人組で打開が出来ない場合はピヴォを経由して2人目が3人目になる。

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ピヴォあてが出来ないor逆サイドのスペースを有効活用したいチームの意図がある場合は逆サイドにボールを展開し、2人組の関係をつくりにいく。

赤2番と赤3番で2人組の関係を作り、ピヴォが空けたスペースを有効活用する。
有効な2人組のアクション
- ワンツー
- パラレラ
- ブロックorカーテン
また、相手がゾーンDF気味であれば赤2番はライン間でターンする選択肢もある。

ボールホルダーにプレスが掛かった場合は平行の位置まで降りてきてシンプルなワンツーを狙うのが有効である。
ボールホルダーが中ドリした場合はブロックでサポートに入る。

2人組で崩せない場合はピヴォを利用して2人目が3人目になることを意識する。

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斜めのピヴォあても出来ない場合は逆アラにパスをして直角のピヴォ当て((/base/third/l/))を狙う。

ピヴォあてが出来ない場合はパス交換しながら再び3 on lineを形成しにいく。
一見ぎこちないように見えるがこのパス交換によって相手DFを意図的に食いつかせて裏のスペースを空ける狙いがある。
偽ピヴォを後ろのパス回しに参加させたい場合は少し応用的な内容になるが4人旋回が有効である。
逆にピヴォではない選手が偽ピヴォになってしまうので前線で起点が作りにくくなるデメリットがある。
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