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【定位置攻撃】フォーメーションとローテーションの考え方
「フォーメーションを変えたいけど、何を基準に選べばいいかわからない」——そんな悩みを持つフットサルプレーヤーは少なくありません。
定位置攻撃は、フットサル4大局面の中でも最も奥が深い局面です。しかし選手配置の原則とローテーションの目的を理解すれば、状況に応じた陣形の選択と切り替えが見えてきます。
この記事では4-0・3-1・2-2・1-3の各フォーメーションの特性と、局面に応じた切り替えの判断基準を体系的に解説します。

ゴレイロを覗いた最後尾にいる選手を基準に敵陣の深い位置までのコートを大まかに3分割した3つのゾーンを考え、 どのゾーンに何人配置するのか?によって配置が決定し、そのパターンの数だけ陣形の種類は考えられる。
このような理論でFP4人を縦の3つのゾーンに振り分けて考えられうる配置パターンは10個(縦の分割は考慮しない)考えられ、その中でも競技フットサルでよく取り上げられる有名な配置は次の5種類(8パターンを5つに分類)である。
- クワトロゼロ(4-0-0,3-1-0,2-2-0,1-3-0)
- 3-1(3-0-1)
- 2-1-1
- 2-2(2-0-2)
- 1-3(1-0-3)
1-1-2(逆Y字)と1-2-1(ダイヤ型)は非常にマイナーでトップカテゴリーではほとんど見られない配置なので割愛する。

敵陣攻撃も同様な考え方で上図のように3つのゾーンに分割出来る。
また、盲目的に配置だけを意識するのではなく、 誰をどこに配置するのか?も必ず意識しないといけない。
- 利き足と逆サイドに配置→体の向き的に視野が広くなる
- 体を張れる選手を前線に配置→ピヴォ
- 1vs1で勝負出来る選手、足の速い選手をサイドに配置→アラ
- 戦術眼があり、後ろから指示が出せる上に一定以上に技術がある選手を後方に配置→フィクソ

この記事では詳細に説明しないが、横の分割だけでなく縦の分割も意識して考える必要がある。
同じ2-1-1の配置でも縦の分割を考慮するだけでパターンが4種類以上に増える。

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ピヴォがいない分、常に前方へのくさびのパスラインを維持することができないが、ピヴォが居ないことで生じたスペースを活用しやすい。

横の4 on lineを形成する陣形。

横の3 on line +1の陣形。
ライン間にボールを付けたから両サイドが高い位置をとる&ボールホルダーがピサーダで背後の選手にパスが出せるのがポイントである。

お椀型の一番良く見るクワトロの陣形。
パスラインを安定して維持しやすいメリットが有る。

軸ありクワトロと呼ばれる陣形。
後ろのフィクソ1枚が固定で前3人がローテーションする。
継続して斜めの3 on line+1とトライアングル+1を作れるメリットが有る。

前線にピヴォを置いた一番オーソドックスな陣形。
縦長なフットサルコートを有効に活用しやすいことから一番広く使われている。

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縦の3 on line+1(アラ)の陣形。
片方のアラを孤立(アイソレーション)させて質的優位によって打開させる手法として用いられる。
また、2列目が列落ちすることで横の3 on line +1(ピヴォ)の陣形に変化できる。

2列めの選手がライン間に位置することで、エントレリネアスを活用する狙いがある。


前線にピヴォ2枚を配置するため常に縦と斜めのパスラインが出来る利点があるが、選手同士の距離感が遠くなってしまうが故に個の力に依存しやすい陣形。
近年では名古屋オーシャンズも採用していた陣形で、体育会系サッカー部のような個の能力が高いチームにはうってつけの戦術。

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前線にピヴォ3人を密集(オーバーロード)させフィクソを孤立(アイソレーション)させる陣形。
個があるフィクソがいる場合に有効な戦術でフィクソとピヴォの間に生じた広大なスペースを活用する狙いがある。

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そのため、選手が流動的に動いてローテーションすることで相手DFを翻弄することが重要である。
フットサル初心者が陥りがちなものとして、エイトのようなローテーションをすることが目的になってしまうことがある。しかし、どんなに美しいローテーションで永遠とボールを保持したところで試合には勝てない。ゴールを奪うため、相手守備組織を崩すための手段として結果的にローテーションするという認識で取り組んだほうが良い。
ある一定数の選手(2人〜5人)が 同じ向き(時計回りor反時計回り)にぐるぐる回るローテーションを 旋回(ヘドンド) と言う。



3-1で後ろ3人が八の字にローテーションするのをエイトと広く呼ばれている。
一つの陣形に囚われず、状況に応じてフォーメーションチェンジすることで相手DFを惑わせることが重要である。

フィクソがアラにボールを出して2列目(エントレリネアス)に抜ければ2-1-1の陣形となる。

2-1-1から2列目の選手が3列目に飛び出せば2-0-2(2-2)に変化する。
ゴールに背中を向けて驚異を与えるピヴォ2枚を配置した2-0-2とは異なり、前向きでボールを受けている。
体の向きは違えど配置論的には2-0-2である。
ここまでの一連の流れ(崩し)をロングパラと言う。

2-1-1の配置から2列目の選手が列落ちすることで3-0-1(3-1)が出来る。
この戦術はかつて小暮監督が率いたシュライカー大阪のプレーモデルとなっていた。
3-1からピヴォがラインカット(列落ち)すれば陣形はクワトロゼロ(4-0)に変化する。

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