今回はワールドカップ日本代表vsアンゴラ戦のアンゴラに決められたキッカーが走る世界中で大流行しているこのセットプレーについて解説します。
このセットプレーを見て形だけ真似するのではなく、何故このセットプレーが効果的で何が狙いなのか?を理解することが非常に重要です。
この記事ではこのセットプレーの意図、パターンを図と動画を用いて丁寧に解説します。
初期配置:チョンドン
初期配置はチョンドンと同じ配置をとることで相手のチョンドンをするのではないかと思わせるとこの後紹介するパターン2が決まりやすくなる。
オープニング:キッカーチェンジ
- キッカーはボールを置いて縦に走る
- チョンドンを匂わせたシューターがキッカーになる
このとき最初のキッカーがタッチラインにボールをしっかり静止させた上で走るのは忘れてはならない。
パターン1:斜めに蹴り込む
キッカーが縦に走るのに対して相手の壁2枚のどちらかがついてくることで壁を1枚にするのがこのセットプレーの大きな狙いである。
セグンド活用
敵陣キックインは直接ゴールが認められていないのでセグンドでワンタッチするか、相手に当ててオウンゴール(事故)を狙う。
ピヴォの活用
キッカーのパスがセグンドまで通らない、もしくは体の強いピヴォが居る場合はセグンドの選手がピヴォになりピヴォ当てを選択するのが有効である。
パターン2:縦パス
相手の切り替えが遅く壁がボーッとしてるときや、どっちがついていくか迷った場合は縦に走ったキッカーに対して誰も付いてこない場合がある。
このような場合はシンプルに縦に出し、中にエグルもしくわセグンドに折り返すのが有効である。
相手が付いてきた場合はもう一度後ろに落とすのが有効である。
このとき赤1番はゴールに背中を向けたピヴォになって落とすだけでなく、シュートフェイクでピサーダで落とすような落とし方もある。
また今回紹介したセットプレーはチョンドンだけでなく次記事で紹介するサインプレーとセットで是非使ってみてください。
最後まで記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
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先日チームでこのキッカーチェンジのキックインを取り入れたのですが、ファウルを取られました。キッカー(後ろから走ってきて蹴る人)がコート外に一度出ていないためファウルと言われたのですが、、
アンゴラ戦の動画と同じ形で、アンゴラのキッカーもコート外には出ずに中から走ってきて蹴っていますが、ファウルにはなっていません。
ルールについて無知で恐縮ですが、
ファウルなのでしょうか?
気をつける点等あれば教えていただけると幸いです。
フットサルのルールって難しいですよね😅
昔まではファールだったのですが、2,3年前にフットサルのルールが変わってキッカーは外に出ていても出ていなくても大丈夫になりました。
なので審判がルールを正確に把握していなかった可能性が高いか、4秒ルール等の他のペナルティでファールになった可能性があります。
もしよろしければJFAにルールを再度ご確認ください。
https://www.jfa.jp/laws/futsal/2021_22/