フットサルをやっていれば誰しもが耳にする「ブロック」と「カーテン」
なんとなくどのようなものか分かってるかもしれないが、明確に区別はついているだろうか?
分かっている人にとっては目から鱗かもしれないが、この違いを完璧に説明できる人は意外と少ない印象を受ける。
この記事ではそんなブロックとカーテンの違い、戦術的意図を徹底解説する。
ブロックとカーテンの違い
上図のようなフィクソからアラにボールを出したときを想定して両者の違いを解説していく。
カーテン(コルティーナ)
カーテンは相手の前を通るプレーを指す。
一時的に相手のプレスを弱め、ボール保持者をサポートしてあげる効果がある。
カーテンをした後は速やかに体を回転させ、コート全体が見える体の向きにすることが非常に重要である。
これにより、もう一度ピサーダ(ヒール)でボールを貰うことが可能となる。
逆に体の向きを整えていなければ、ボールを見失いピサーダのパスに対応出来なくなる。
日本ではあまり口にする人は少ないが、カーテンはコルティーナとも言われる。
ブロック(スクリーン)
ブロックは相手DFの進路に立ち止まりお邪魔虫になるプレーのことである。
これにより、相手DFは完全にボールホルダーにプレスにいけなくなるので、カーテン同様ボール保持者をサポートできるメリットがある。
カーテンと同様にブロックした後は体を速やかに回転させてもう一度ピサーダでボールを貰える体の向きに整える。
正面からブロックする場合は腕をクロスして相手の勢い(スピード)を吸収させるのがベストプラクティスである。
また、相手DFにかわされるリスクが出てしまうが背中を相手に向けてお尻を突き出すようにブロックすることで顔の衝突による交通事故が防げる。
もう一度ボールを受けれる体の向きも維持出来るので極力このようなブロックを意識するのが望ましい。
バスケットではブロックのことをスクリーンと呼ぶ。
間接ブロックと間接カーテン
間接カーテン
間接カーテンは非ボール保持者がボール受ける前の非ボール保持者とマークの間を通ることで味方のトラップをサポートするアクションを指す。
このような非ボール保持者をサポートするカーテンを間接カーテンと呼ぶならばボール保持者をサポートするカーテンを直接カーテンと呼べる。(実際にそのように呼ぶひとはほぼ居ない)
間接ブロック
間接カーテンと同じように非ボール保持者のマークをブロックするアクションを間接ブロックと言う。
このような非ボール保持者をサポートするブロックを間接ブロックと呼ぶならばボール保持者をサポートするブロックを直接ブロックと呼べる。(実際にそのように呼ぶひとはほぼ居ない)
まとめ
ブロックとカーテンの違いを理解出来ていても、体の向きまで意識出来ている人は非常に少ないです。
これだけを意識するだけでも競技フットサルで頭ひとつ抜けた存在になれるでしょう。
是非、普段の練習から意識してみてください。
最後まで記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
↑にSNSシェアボタンがございますのでこの記事が有益だと思った方はシェアして頂けると幸いです。
Twitterでフットサルの戦術に関する有益な情報を発信していますのでまだフォローしていない方はフォローお願いします!
私達は日本のフットサルの競技レベルを上げるためにFリーグや海外での指導経験のある方との意見交換を通じて良質な情報を発信しています。
何か分からない点、間違っている箇所がございましたら↓のコメント蘭からお気軽にコメントください。
定期的に記事更新していますので今後も読みたいと思った方はブックマークの登録 or 「フットテック」で検索していただけると幸いです。