フットサルは5人(相手を入れて10人)で行うスポーツだが、組織を一番極限まで分解すると個にいきつく。
そのため、組織力やグループ戦術の質を高める上でも個のクオリティは絶対に無視することが出来ない。
選手目線で考えると、チーム(環境)によって変わるグループ戦術より、どの環境でも通用しうる個人戦術を習得したほうが、選手としての価値を上げやすくなるため、個人戦術の習得は重要である。
この記事では個人戦術の全体像、分類について解説する。
個人戦術の全体像
個人戦術は主にオンザボール(On the ball)またはオフザボール(Off the ball)、攻撃または守備により次の4種類に分類される。
- 攻撃(オンザボール)
- 守備(オンザボール)
- 攻撃(オフザボール)
- 守備(オンザボール)
それぞれに相当する具体的な例を挙げると以下のようなものがある。
個人戦術の分類
一つ一つ見ていこう。
オンザボールの攻撃における個人戦術
ボールを保持している選手の個人戦術。
フットサル独特のテクニック(技術)といえばほとんどがこれを指すケースが多い。
オンザボールの守備における個人戦術
ボール保持者に対峙している1stDFの個人戦術。
具体的には以下のようなものが挙げられる。
- 利き足に対する守備
- 守備の両側性
- ピヴォに対する守備
- スライディング(シュートブロック)
- 数的不利の守備(守備のストロングサイドの構築)
オフザボールの攻撃における個人戦術
ボールを保持している攻撃チームのボールを保持していない選手の個人戦術。
具体的には以下のようなものが挙げられる。
- 抜ける動き
- 水平サポート
- ブロック、カーテン
- ケブラ
- ラインカット
- ピヴォット
オフザボールの守備における個人戦術
ボールを保持していない守備チームの1stDF(ボール保持者に対峙している選手)以外の選手の個人戦術。
具体的には以下のようなものが挙げられる。
- 牽制
- マーク交換、ジャンプ
- フェイク
- アンティシペーション(予測)
まとめ
この記事では、個人戦術の概要について解説した。
上記の4つの能力のうち、自分に何が足りず、何を伸ばしていきたいのか、今一度考えることをおすすめする。
最後まで記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
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