

【概要】フットサルレッドカード退場局面 攻守のエッセンス
サッカーと違いレッドカードで退場して1人少なくなっても2分以上守り切るor2分以内の失点で退場した1人を戻すことが出来る。
無論、攻撃は2分以内(相手が戻ってくる前)に決めきり、守備は2分間守りきりたいチームがほとんどでしょう。
しかし、多くのチームは「レッドカードで退場するような局面なんてめったにないから練習しなくて良い」と全く準備出来ず、いざ試合当日に退場局面がやってくるとどうしていいか分からないのではないでしょうか?
この記事ではそんな退場局面でも一番オーソドックスな攻め方と守り方を丁寧に解説します。

特殊局面
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続きを読む →退場局面における攻守のエッセンスはパワープレーを含めた特殊局面と共通である。
攻撃のエッセンス(原則)
- ゴールを第1に狙う
- 1つ飛ばしのパスを狙う
- 守備の回転を遅らせる
守備のエッセンス(原則)
- ゴールを第1に守る
- 1つ飛ばしのパスを切る
- 守備をコンパクトにし回転させる
攻撃はゴール前のスペースを有効に活用できるボックス型(2-2)のフォーメーションが1番オーソドックスであり、それに付随して守備はコンパクトなトライアングル(3角形)で守るのが王道な守り方である。
(結果的に守備は後ろ2枚、前1枚のような陣形になる。)
もちろん攻撃の陣形が変われば、最適な陣形は少し変わるが数的不利である点から3人でコンパクトに守るエッセンスは変わらない。
攻撃で考えられうる陣形
- 2-2(1番オーソドックな陣形)
- 2-1-1(オーバーロード)
- 1-1-2
- 3-1(横の3 on line+ピヴォ)
- 1-3(フィクソのアイソレーション)

攻撃の初期配置
- 陣形は2-2
- 前線2枚にピヴォ、後ろにシューターを最低1人置く
- 利き足と逆のサイドになるように人を配置(体の向きを意識)
守備の役割
- 1人目(青1番):ゴールを守る→1stDFとしてボールホルダーにプレス
- 2人目(青2番):パスラインを牽制→対角の一つ飛ばしのパスコースを切る
- 3人目(青3番):カバー(バランスをとる)→ボールがどこに出てもスライド&対応

守備
横パスが出た時は前線2枚(青1番と青2番)がスライドして役割を交換する。
このスライドが遅いと一つ飛ばしのパスやシュートを許してしまい、失点するリスクが高まる。
守備の回転を遅らせるために攻撃が意識すること
- トラップからパスまでの一連の時間を短くする
- パススピードを上げる
- ダイレクトパスを使う
- 顔を上げる→一つ飛ばしのパスコース、シュートコースを確認

守備
前線にボールが入った時、攻撃はセグンドとリバウンドのコースをダイレクトで狙ってくる可能性があるのでセグンドへのコースを優先してパスコースを切る。

攻撃
前線にボールが入った時は対角の選手がリバウンドポジションに入りフィニッシュトライアングルを作る。(対角の選手にする理由は出しどころがない時のためにアンパイのコースを確保したいからである)

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攻撃
相手の守備の対応が遅れてる時は対角のパスコースが空くので速やかに刺す。
対角パスが入ったら直接シュートまたはセグンドを狙う。

相手守備がコンパクトで回転(スライド)が速い時は前線の選手がラインカットして1列目(ライン間)に落ちることで変化を加えるのが有効である。
これにより右サイドがオーバーロードして、数的優位が出来る。

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絶対に早めに点が欲しいまたはなかなか点が入らない場合は、ゴレイロを上げて5vs3を作るのも有効である。
相手よりも2人多くなるので攻撃はやりやすくなる一方、ゴールを空けてしまうので失点するリスクが伴う。

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レッドカード退場局面は珍しい局面なため、チームとして練習をして準備しているチームが少ない印象を受けます。
最低半年に一回は退場局面の練習をするのをおすすめします。
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